jyanjayakaの日記

はやめのリリース、しょっちゅうリリース

ハッカー文化から学べることは多い

参考サイト

How To Become A Hacker: Japanese

The Cathedral and the Bazaar: Japanese

 

 完璧主義の人はhackの精神を身につけると楽になるかもしれない。

 

 最近感銘をうけたのは↓

 Linux は、ぼくがわかっているつもりでいたものを、大幅にひっくりかえしてくれた。それまでだって、小さなツールや高速プロトタイプ作成、進化的プログラミング といったUnix の福音は説き続けてはいた。でももっと上のレベルでは何かどうしようもない複雑な部分がでてきて、もっと中央集権的で、アプリオリなアプローチが必要に なってくるものだとも思っていた。一番だいじなソフト(OS や、Emacs みたいな本当に大規模なツール)は伽藍のように組み立てられなきゃダメで、一人のウィザードか魔術師の小集団が、まったく孤立して慎重に組み立てあげるべ きもので、完成するまでベータ版も出さないようでなくちゃダメだと思っていた。

 だから リーヌス・トーヴァルズの開発スタイル――はやめにしょっちゅうリリース、任せられるものはなんでも任して、乱交まがいになんでもオープンにする――には まったく驚かされた。静かで荘厳な伽藍づくりなんかない―― Linux コミュニティはむしろ、いろんな作業やアプローチが渦を巻く、でかい騒がしいバザールに似ているみたいだった(これをまさに象徴しているのが Linuxアーカイブサイトで、ここはどこのだれからでもソフトを受け入れてしまう)。そしてそこから一貫した安定なシステムが出てくる なんて、奇跡がいくつも続かなければ不可能に思えた。

 このバザール方式がどういうわけかまともに機能するらしく、しかもみごとな結果を生むなんて、衝撃以外の何物でもなかった。

 

 「めちゃくちゃだ、そんな雑な方法で上手くいくはずがない。上手くいったとして、正統的でない」

 

と、思っていた方法が実はものすごくうまく機能したり、正統的だとかそうでないとかはこっちの勝手な思い込みだ、というわけだ。

 

はやめのリリース、しょっちゅうリリース。