確率論
確率というのは物事の起こりやすさを数値化したものである。
物事には起こりやすいものと、そうでないものがある、というのは経験的な事実である。そこでこの起こりやすさを数値化しようというのが、確率の基本的なアイデアである。
面白いのは、物事の起こりやすさを調べるだけで、2つの物事の関係性調べることが出来るという点である。
例えばAが起きたら確実にBが起きるという場合、AとBには何らかの関係があると言っていいだろうし、逆に、Aが起きようが起きまいが、Bが起きる確率に変化がない場合、AとBの間に関係があるというのは無茶だろう。
こうして、確率を使えば、物事の関係性や因果関係などを調べることが出来る。
この考え方を今のように定性的な表現から、確率論の枠組みのなかで数量的に定式化したのがベイズの定理である。