jyanjayakaの日記

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物理法則の法則

物理法則はある物理量に関してその性質を述べるものである。従って我々はまず物理法則によってその性質が記述されるべき物理量を定義していなくてはならない。これは当たり前のことなのだが、十分考察しておくに足るものである。

 

ニュートンが始めた力学は、物体の質量、加速度、そして物体に働く力という物理量(ここに時間を加えても良い。)を主人公とする。そしてこれら三つの物理量の間にはF=maという等式が成立すると述べている。

 

もちろんこの等式それ自身も重要だが、そもそも力学というものを研究する時m, a, Fといった物理量を主人公としようと定めたことは無視できない重要性がある。それは我々の思考のフレームワークを規定しているのであり、一度フレームワークを定めてしまえば、問題はm, a, Fの間の関係式を探れという具体的でとっつきやすい問題への変形してしまう。